ペット葬儀に関するコラム
ペット火葬にかかる時間はどのくらい?火葬の種類から葬儀の流れまで
家族同然だった愛するペットが亡くなったとき、ペット火葬を依頼する方が多いのではないでしょうか。
人間の場合、火葬にかかる時間は約40分〜1時間前後といわれていますが、ペット火葬にかかる時間や火葬方法、当日の流れはどのようになるのか、いまいち想像がつかないかと思います。
またお仕事などでご多用の飼い主さんはもちろんのこと、葬儀に呼ばれたご友人の方など、お開きする時間を気にする方もいるかもしれません。
ここではペット火葬にかかる時間から火葬の種類、葬儀の流れ方について詳しくご紹介します。
いつかは訪れるペットとの別れ…あまり考えたくはないですが、もしものことが起こったときに慌てず対応できるように事前に知っておくと安心ですよ。
ペット葬儀はどのくらいの時間がかかるの?
ペット葬儀を依頼しようと考えたとき、葬儀から火葬までの日数や火葬時間はどれくらいかかるのか気になりますよね。
ここではペットを火葬するまでの日数と、火葬する際にかかる時間についてお伝えします。
ペット火葬までの日数はどれくらいかかるのか
ペットの火葬は、死後2〜10日までに行うのが一般的です。寒い冬の時期は気温が低いことから腐敗が進みにくいため、最低でも5日以内に火葬を行えば問題ありません。
しかし、暑い夏の時期やペットのご遺体に外傷や腫瘍がある場合は、通常よりも腐敗する進行が早いことから、なるべく3日以内に火葬を行うようにしましょう。
10日以上経過してしまうと、腐敗が進んでしまい異臭や見た目が悪くなってしまいます。お別れするのは寂しいですが、少しでも美しい状態でお別れするためにも10日以内に火葬の準備をするように手配するようにしてください。
火葬時間は大きさによって変わる
ペットの葬儀は、ペットの大きさによって変わってきます。その理由はペットの大きさによって火葬時間が変わってくるからです。
下記の表は、ペットの火葬にかかる一般的な時間帯を出したものです。
種類 | 火葬の所要時間 |
---|---|
小動物(体重2kg以内) | 約30分前後 |
猫・ウサギ・超小型犬など(体重3kg程度) | 約50分前後 |
小型犬(体重5~10kg) | 約1~1時間15分 |
中型犬(体重10~25kg) | 約1時30分~1時間40分 |
大型犬(体重25kg以上) | 約2~3時間前後 |
このように、ペットの体が大きくなるほど火葬の時間は長くなります。2時間近くの火葬を考えると「きちんと骨は残るのだろうか」「焦げたりしないかな…?」と不安になるかと思いますが、ほとんどの場合はしっかり骨が残りますので安心してくださいね。
ただし、インコやハムスターなど体の小さいペットについては、骨を残すことが難しい場合があります。一度、火葬業者によって相談してみるとよいでしょう。
また上記はあくまでも、ペットのご遺体に火を入れる時間となります。ご遺体を預ける前の葬儀やお別れの時間、火葬後の火葬炉を冷ます時間、収骨をする時間などは別途かかってきますので、余裕をもって行動することをおすすめします。
当日の所要時間や流れは火葬プランによる
前述でお伝えした通り、ペット葬儀全体の時間は、ペットの体重や時期によっても変わってきますが、火葬の種類によっても変わってきます。
なかには事情があって、葬儀の時間が取れないという方もいるかもしれません。そういった方には「引き取り火葬」というプランがあります。
引き取り火葬とは、ペット葬儀業者が自宅に訪問し、ペットのご遺体を引き取りに来てくれるサービスです。
引き取り火葬には「合同火葬」と「個別一任火葬」の2種類があります。
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- 【引き取り火葬】
- ・合同火葬:自宅まで引き取り、合同火葬後は合同墓地へ埋葬される
- ・個別一任火葬:自宅まで引き取り、個別で火葬後は自宅に返骨される
合同火葬の場合は、ペット葬儀業者がペットをお迎えにあがったらそこでお別れとなります。またペット葬儀業者の訪問時間は30分ほどですので、時間が取れない方にとっておすすめです。ただし、返骨されないので注意が必要です。
一方、個別一任火葬の場合は、一度ペット葬儀業者がペットの亡骸をお預かりし火葬します。その後、火葬されたペットの遺骨は自宅に返骨されます。
時間はかけられないけど、返骨希望の方は個別一任火葬を選択するとよいでしょう。
ペット火葬の種類について
時間が取れない方には「引き取り火葬」があるとお伝えしましたが、ペット火葬にはそもそもどのような火葬方法があるのでしょうか。
個別火葬と合同火葬の2種類
ペット火葬には大きく分けて2種類あります。それが「個別火葬」と「合同火葬」です。
個別火葬は、ペットの遺体を個別で火葬をすることをいい、合同火葬は他のペットと一緒に火葬を行います。
金額面に関しては、個別火葬より合同火葬の方が費用を抑えることができますが、火葬後に返骨されず、他のペットたちとまとめて供養されます。
ちなみに前述でご紹介した「個別一任火葬」は個別火葬を細分化したものです。また個別一任火葬以外には「個別立会火葬」があり、こちらは飼い主さんが火葬に立ち合い、葬儀からお骨上げまでを行います。
それ以外にも「特別火葬」という火葬方法もあります。この火葬方法は、飼い主さんの要望に合わせた特別な火葬内容となっています。例えば豪華な祭壇を設けるなど、予算に合わせて希望の葬儀を行うことが可能です。
ペット火葬のメリット・デメリット
近年、ペット専用の火葬場や葬儀業者が増え、家族として接してきたペットを人と同じように火葬して供養する飼い主さんが増えています。
多くの方が火葬を行う選択をしますが、ペット火葬を行う上でメリットやデメリットはあるのでしょうか。
メリット
ペット火葬を行い遺骨の状態にすることで、手元供養や納骨堂、ペット霊園など多くの供養方法を選択することができます。
かつては、ペットのご遺体を自宅の庭などに埋葬するしか方法がありませんでした。しかしペットの土葬は、異臭や近隣トラブルなどを引き起こすリスクがあります。
またペットのご遺体は法律によって一般廃棄物として扱われます。そのため、自宅以外の公共の場所に埋葬した場合、一般廃棄物の不法投棄としてみなされてしまう恐れがあります。
ペット火葬の場合、火葬方法を選ぶことができますし、遺骨として供養することで衛生面はもちろんですが、選択肢も広がってきます。
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- ≪選べる供養方法≫
- ①手元供養
・遺骨の全部、もしくはその一部を保管して供養する方法 - ②ペット霊園
・ペットの遺骨をお墓に納め供養する方法
・他のペットたちと一緒に合同のお墓で供養する方法 - ③ペット納骨堂
・ペットの遺骨を保管する屋内施設で供養する方法
そしてペット火葬の最大のメリットとしては、私たち人間と同じように葬儀を行うことができるため、お別れの区切りの一つとして付けることができます。
「ペットは家族」として考え、人間と同じようにペットを供養したいと考えている方には、ペット火葬がよいのではないでしょうか。
デメリット
ペット火葬に限らずですが、人間と同様にペットを供養したいと考えると必ず費用が発生しますし、ペット霊園などで供養する場合は、そこに行くまでの交通費もかかってきます。
一般的にペット火葬をした場合の平均金額は、約20,000円はかかってくるようです。たとえどんなに安いプランを選択をしたとしても、10,000円以上はかかることでしょう。そのためまずはペット費用の全体感をあらかじめ把握しておく必要があります。
また火葬を選択した場合、遺骨が残りづらいことがあげられます。特にインコやハムスターなどの小動物になると、骨が残らない場合があるため、どうしてもペットの「かたち」を残したい人は検討する余地があるかもしれません。
ペット葬儀の流れ
ここでは、ペット火葬を行う際の一般的な流れについてご紹介します。
火葬前の最後のお別れ
愛するペットの死はとても辛く、自分を責めてしまったり、涙が止まらなくなったりすることでしょう。最後にギュッと抱きしめてあげたいと思いますが、亡くなった直後からペットの遺体は腐敗が進んでおり、鼻や口から体液が漏れる危険性があります。
その際は古タオルで構いませんので、ペットのおしり部分にあてがいながらそっと抱きしめてあげましょう。ただし事故や病気などで血液が出ている場合は、無理に抱き上げずにペットを寝かせた状態でお別れをしましょう。
ペットが亡くなると数十分後には硬直が始まります。両足が伸びたままの状態の場合、そのまま硬直してしまう恐れがありますので、なるべく早く手足を折り曲げて揃え、優しく寝かせてあげてください。
またペットの周りに、大好きだったおやつやおもちゃ、お気に入りの毛布などを一緒に安置してあげると、ペットも喜びますよ。
ペット葬儀業者に連絡する
ペットの安置が整ったら、ペット対応の火葬場に連絡をし、家族の希望を確認します。
その際、近隣の火葬場をピックアップし、火葬時間を家族と相談して決めましょう。もしも安置から火葬まで時間が空く場合は、保冷材を使用して腐敗を防ぎます。
自宅でお別れを希望する場合は、ペット葬儀業者の案内に従います。火葬まで時間が空く場合は、業者の方やお寺に連絡し、専用車での火葬や合同火葬の手配を検討することをおすすめします。
火葬中の過ごし方について
ペットの火葬後の見送り方としては、大きく分けて3つの方法があります。
①火葬炉の前で見守る
火葬後まで立ち会えるプランがある場合、火葬炉の前で見守ることが可能です。その際、待機用の椅子があるか事前に確認するとよいでしょう。
②別室で待機する
ペット霊園などの施設によっては、火葬中に自由に過ごせる待合室や控室が用意されていることがあります。そのためペットを近くに感じながら穏やかに待つことができるでしょう。
③自宅で待機する
ペット火葬車を利用する場合は、自宅で待機することができます。火葬車内にはペット用の火葬炉が設置されていますので、天候が悪い場合も安全に見守ることができますよ。
収骨または返骨してもらう
火葬後、炉から遺骨を取り出して骨壺に納めます。立ち会う家族が長い箸を使って遺骨をつまみ、骨壺に収めることが一般的です。
立会個別火葬の場合は家族が遺骨を拾い上げ、持ち帰ることができます。合同火葬や一任個別火葬では、業者が遺骨の処理を行います。
火葬後の供養方法
収骨後、ペット火葬場での供養をするか、もしくは自宅に持ち帰ります。
自宅に持ち帰った場合は、リビングに飾ったり、ペット仏壇に納めたり、庭に埋葬することができます。
そしてこれら全ての手続きは、通常1日で終わります。火葬場に立ち会えない場合は、火葬後にペットを迎えに来てもらうことも可能です。
24時間365日お伺いができるのは【ペットの訪問火葬業者】
ペットが亡くなった後、できれば慣れ親しんだ自宅でゆっくりと最後のときまで一緒に過ごしたい方も多いかと思います。
その場合は「ペットの訪問火葬業者」に依頼することをおすすめします。ここでは、ペットの訪問火葬業者について詳しくご紹介します。
ペットの訪問火葬業者とは?どんなことをしてくれるの?
ペットの訪問火葬業者には、「出張火葬」と「引取火葬」の2つのタイプがあります。
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- 【出張火葬】
- ・火葬車が自宅まで来て、ペットの火葬や葬儀を行う
・火葬車には安全な火葬設備が整えられており、個別の火葬が可能
・お骨上げや返骨も行うことができる
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- 【引取火葬】
- ・火葬業者が自宅までペットの遺体をお迎えし、火葬場で火葬する
・通常は火葬に立ち会うことやお骨上げができない
・合同火葬と個別火葬の2つから選ぶことができ、返骨するかどうかが決まる
またセレモニー付きプランの場合は、個別火葬が一般的とされ、火葬前に自宅でセレモニーが行われます。セレモニーの内容は業者によって異なりますが、一般的に以下のようなものがあげられます。
●ペットの身体を清め、末期の水を口に含ませる
●ご遺体を布団やバスケットに寝かせる
●経台にお線香をあげ、おやつなどをお供えする
ただしこれらのセレモニー付きのプランは、全ての業者が取り扱っているわけではありません。希望する場合は事前に確認が必要です。
メリットとデメリット
ペットの訪問火葬業者に依頼したいと考えたとき「本当にこれでよいかな?」と悩んでしまう方もいるかと思います。ペットの訪問火葬業者のメリットとデメリットについてまとめました。
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- メリット
- ①自宅で火葬が行えるため、体の不自由な方や高齢者、小さなお子さんがいるご家庭も安心
- ②24時間365日対応している業者もあるので、時間の都合がつきやすい
- ③個別火葬でもコストを抑えることができる
- ④ペットが慣れ親しんだ場所でお別れができる
- ⑤移動する必要がないため、近所や参列者が気軽に立ち会うことができる
- ⑥火葬やセレモニーの流れを解説しながら対応してもらえるため、サポートが万全
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- デメリット
- ①納骨や埋葬がその場でできない → その後の対応を自分で行う必要がある
- ②ペットの種類によって対応していない業者もある → 大型のペットや超小型のペットなど
- ③火葬場所の確保が必要 → 対応可能な場所を事前に探す必要がある
- ④周囲の配慮が必要 → ご近所トラブルの可能性があるため事前にご近所に連絡する必要がある
- ⑤天候問題 → 天候によってお骨上げなどが難しい場合も
訪問火葬のメリットは、まず第一に移動の必要がないことです。その他にも、参列したい人がいれば気軽に立ち会える点や、火葬やセレモニーの流れを解説しながらサポートしてもらうことができるので安心感があります。
一方、デメリットとしては納骨や埋葬がその場ではできないため、その後の対応を自分で行う必要があります。また、大型のペットや超小型のペットに対応していない業者もあるため事前に確認が必要です。
さらに火葬場所の確保や人目の気になること、天候によってはお骨上げなどが困難になる場合もあります。
料金内容はペット火葬業者によって異なる
ペットの火葬業者によって料金設定が異なるため、同じ火葬方法でも数千円から1万円程度の違いが見られることがあります。
ペット火葬の費用が適正かどうかを見極め、悪徳業者に騙されないようにするためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
①料金明確化
初めに業者に料金を明確に聞き、隠れた費用や追加料金がないかを確認しましょう。
②サービス内容
各業者のサービス内容や料金プランを比較した上で検討しましょう。安価なプランでも必ずサービス内容を確認し、必要なサービスが含まれているかを確認してください。
③口コミや評判
インターネットやSNS、口コミサイトなどで業者の評判や利用者の体験談を調べてみることをおすすめします。
④業者の信頼性
業者が所属する団体や協会、実績などを調べ、信頼性の高い業者を選ぶようにしましょう。
⑤相見積もり
複数の業者から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較します。安易に決定せず、慎重に選択することをおすすめします。
これらのポイントを押さえ、ペット火葬の費用を適正かつ信頼できる業者を選ぶことが大切です。
ペットの訪問火葬はどんな人に向いているのか
ペットの訪問火葬は、時間がない方や移動に困難がある方、お見送りを手軽に済ませたい方、自宅で火葬やセレモニーを行いたい方に向いています。
業者の中には24時間対応しているところがあるため、都合が合えばすぐに火葬することができますし、引取火葬も選択肢に入れることができるので、仕事などで予定が合わない方に特に向いているといえるでしょう。
明朗会計で24時間365日手厚くサポート
ペットの訪問火葬業者を選ぶ上で「たくさんあってどれがよいか分からない」「できればなるべく費用を抑えたい」「いつでも気軽に相談できるところがいい」など、飼い主さんによってそれぞれ基準が異なるかと思います。
ただどの飼い主さんにとって共通していえることは『家族であるペットを手厚く送り出したい』という気持ちだと思います。
『よりそうペット葬』は、大切な家族であるペットを手厚く丁寧に送り出してくれる、ペットの訪問火葬業者です。
24時間365日専門のスタッフが親身になって相談にのってくれますし、迅速に分かりやすく手続きを行ってくれます。
価格も出張費と火葬代金が含まれて7,980円(税込)からお願いすることができるので、安心してお願いすることができますよ。
またペット葬儀に関する質問やご不安点などについても、専門スタッフが無料で応えてくれますので、今後検討したい方やこれからお願いしたい方は、一度『よりそうペット葬』に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
お客様の声
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忙しい時期でありながらこちらの希望を聞いてくださり、大変感謝しております。 四十九日にもご丁寧にお手紙をいただき、細やかな気配りに感心いたしました。 また機会あれば、お世話になりたいと思っております。 ありがとうございました。 [続きを読む]
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